先天性甲状腺機能低下症

内分泌のイメージ画像

クレチン症とよばれ、生まれつき甲状腺ホルモンの分泌が不足している状態です。
出生後の症状として早期に、元気がない、哺乳不良、体重増加が芳しくない、便秘、手足が冷たい、泣き声がかすれる、などの症状が現れます。
適切に治療を行わないと低身長や発達障害が起こります。

日本ではこの疾患を見つける検査として「新生児マススクリーニング検査」が行われています。
そのため、上記のような症状が明らかになる前に、同検査で見つかる場合がほとんどです。
定期的な検査を行いながら、薬剤量の調整を行います。
3歳時に治療を中断できるのか判断します。中断できない場合はそれ以降の画像診断も追加して総合的に病型を評価します。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

甲状腺ホルモンが過剰につくられ新陳代謝が異常に高まります。その結果、疲れやすい、動悸ドキドキする、手が震える、甲状腺が腫れる、息切れ、多汗、瘦せる、空腹感、暑がる、眼球突出などの症状が現れます。血液検査で甲状腺ホルモンの上昇や甲状腺刺激ホルモンの低下、TRAbやTSAbの抗体の上昇を認めます。治療方法は、抗甲状腺薬や無機ヨウ素の内服、手術があります。それぞれの治療方法に一長一短があり、必要に応じて専門病院への紹介をさせていただきます。

低身長

子どもにはそれぞれの個性があり、身長や発育も違います。中には治療可能なものもあります。
身長が-2.0SDより低い場合は相談にいらしてください。
-2.5SDより低い場合は早めに検査をおすすめしますので、医療機関にご紹介させていただきます。
急に身長が伸びた(思春期以外で)、急に身長の伸びが悪くなったなども重大な疾患が隠れている可能性があるために必要に応じてご紹介させていただきます。

まずは下記から成長曲線を印刷していただき、現在までの経過の記録をし、母子手帳といっしょに持ってきてください。

成長評価用チャート・体格指数計算ファイル ダウンロードサイト

思春期早発症

男の子

女の子

思春期早発症になると、急に背が伸びます。 これらの症状があるときは成長曲線に記入のうえ早めに受診してください。専門機関にご紹介させていただきます。

肥満

食事、おやつ、ジュースなどの過剰摂取、食事内容のバランスの悪さ、さらに運動不足などが原因となります。小さい時は症状がないことが多いですが、早いと小学校高学年から糖尿病、脂肪肝、脂質異常症、高血圧などを引き起こし、将来的に心筋梗塞や脳卒中を起こすリスクを高めてしまいます。できるだけ早く治療を行うことが重要です。肥満の評価、合併症の診断を行い、動機づけして治療のサポートを行います。