発熱

発熱の多くの原因はウイルス感染症で、感冒症状(鼻水や咳)や胃腸炎症状(嘔吐、下痢)などを伴うことがほとんどです。それ以外の原因として細菌感染症(中耳炎、肺炎、尿路感染症、菌血症、細菌性髄膜炎など)、川崎病、膠原病、腫瘍、ワクチンの副反応、熱中症など様々な原因があります。
経過の問診、全身状態の評価をして診断します。当院では必要に応じて、ウイルスの迅速検査や血液検査、尿検査、画像検査などを行います。
状態や検査の結果をふまえ、治療させていただきます。
- 生後3か月未満の38℃以上の発熱
- 嘔吐を繰り返す
- 水分を半日以上摂取できていない
- おしっこが半日以上出ていない
の症状がある時は速やかに医療機関を受診してください。
熱以外の症状で
- 呼びかけても反応しない、ずっとぼんやりとしている
- 異常な言動が30分以上続いている
- 呼吸がおかしい、呼吸が止まりそう、呼吸をしていない時がある
- けいれんが5分以上続いている
といった症状があるときは速やかに救急車を呼んでください。
腹痛
子どもが訴える痛みで一番多いのが腹痛です。
腹痛は比較的軽症の急性胃腸炎、心身のストレス、便秘症から、重篤で緊急の対応が必要な病気(急性虫垂炎、腸重積、腸閉塞、腹膜炎等)まで様々な原因で起こります。
痛みと重症度は必ずしも一致しません。
乳幼児は腹痛を訴えることができず、機嫌が悪く泣いている場合があります。
嘔吐や下痢、排便周期、血便、発熱といった他の症状や経過と診察、エコーなどで診断します。
熱性けいれん
生後6か月~5歳ごろまでの乳幼児におこる、通常38度以上の発熱に伴うけいれん発作です。約90%は、発熱から24時間以内に起こります。6歳以上でもインフルエンザや新型コロナウイルス感染などで高熱で起こることもあります。
対応
- 慌てずお子様を安全な場所に移動し衣服をゆるめ平らな場所で楽な姿勢にしましょう
- お子様の顔は横向けにして吐いたもので窒息しないようにしましょう
- けいれんが5分以上持続する場合は救急車を呼んでください
- 短いけいれんを繰り返す場合にもすぐに医療機関を受診しましょう
- けいれん後、しばらく様子をみても目覚めてこないときや普段と状態が異なるときは救急車を呼んでください
観察項目
- けいれんが始まった様子、どのくらいけいれんが続いたか
- けいれんしている部分(両手足、左右どちらか、腕だけなど)
- 目の動き(上向き、左右どちらかに寄る、焦点が合わないなど)
- けいれんが止まった後の様子(泣いたか、眠ったか、起きたか、話したか、普段と違うところがないか)
余裕があればけいれんの様子をスマートフォンなどで動画を撮影してください
短時間でおさまれば落ち着いて受診してください
外傷・やけど・異物誤飲・頭部打撲など
頭を打った、やけど、切り傷、擦り傷、手を引っぱった後に腕を動かさないなどご相談ください。当院での処置が難しければ専門機関にご紹介します。
- 頭を打ったあと意識状態が悪い、けいれんしているなどの症状がある場合は直ちに救急車を呼んでください。
- やけどをした場合、20分は流水でしっかり冷やしてから受診してください(衣服は無理に脱がさず、服の上から流水で冷やしてください)
- 異物を飲み込んだ
緊急TEL番号
公益財団法人 日本中毒情報センター 中毒110番
大阪中毒110番(24時間対応) 072-727-2499
つくば中毒110番(24時間対応) 029-852-9999
タバコ誤飲事故専用電話
(365日24時間・自動音声での対応) 072-726-9922
子ども医療電話相談事業(19時から翌朝8時) #8000
便秘
便が週3回より少ないあるいは5日以上出ていない状態をさします。また、毎日出ていても便を出すときに痛がる場合や、柔らかい便が少しずつ出る場合もあります。こどもの便秘は放置すると悪循環を繰り返すことがあり治療をしっかりすることが重要です。
夜尿症(おねしょ)
5歳をすぎても月に1回以上夜間に尿を漏らすことが3か月以上続く場合は夜尿症です。
夜尿症にはいくつかタイプがあり、その原因として、一つあるいは複数の要因が関与しているとされている。治療方法として、便秘の治療、生活習慣の改善、アラーム療法、薬物療法などがあります。夜尿があってもしからないようにしましょう。